Case Study 実績紹介

相続・遺言手続きサポート

  • Case01 相続関係

    Sさんと奥さんは元々飲食店を経営していたのですが、Sさんが75歳で体調を崩して以来、飲食店は閉店。7年後、旦那さんが82歳で亡くなりました。
    Sさんと奥さんとの間には、娘さんがお二人いました。

    しかし、Sさんは、奥さんと結婚する前に離婚をしておりました。つまり、奥さんは後妻でした。そして前妻との間にも息子と娘の2人がいました。
    奥さんは前妻との間に子供がいることを聞いたことがあったが、会ったことがなく、当然連絡先もわからなかったので、どのように遺産分割協議を進めればいいか、相談を受けました。

    Sさん

    プロフィール

    年齢
    妻(後妻) 78歳
    相続人
    長男(前妻の子)56歳
    長女(前妻の子)54歳
    次女(後妻の子)50歳
    三女(後妻の子)48歳
    被相続人
    旦那 82歳
    財産内容
    故人名義の不動産
    • 1階飲食店
    • 2階自宅

    依頼から半年かかった遺産分割協議のケース

    Sさんと前妻との間に子がいる場合、その子にも遺産分割協議に協力してもらう必要があります。しかし、全く面識がない方に連絡することは精神的に負担が重く、また、そもそもご家族でその方の行方を探すのも難しいです。
    今回のご家族のケースでは、まず、長男・長女の住所を調査、相続の通知発送、遺産分割協議の調整を行いました。ただし、調査した住所に長男が住んでおりませんでした。また、実の兄妹である長女も、20年以上会っておらず、行方が分からなかった。そのため、住民票上の住所(九州のとある都市)に出向き、近隣住民にも聞き取りした結果、本人が現在使用している携帯電話番号が判明。
    何度電話やショートメールを送っても、返信がありませんでしたが、長女からショートメールを送ってもらったところ、連絡が通じることに。
    長男にも、Sさんが死亡したこと、生前のこと、腹違いの妹2名がいること、そしてSさんを長年支えた後妻のために遺産分割協議に参加してほしいことを伝え、長男も了承し、遺産分割協議がまとまり、無事、Sさん名義の不動産が後妻名義になりました。
    手続き後、後妻・次女・三女が、長女にお礼をするとともに、Sさんの写真や思い出の品を携え、故人のお話しをする機会をもてるようサポートしました。

  • Case02 遺言

    今回の遺言者であるTさんは、自宅の価値が、全財産の8割を占めていました。ご自身の死後、自宅は一緒に同居し、面倒を見てくれている長男に譲りたいという遺言者のご依頼を受け、ご自身が亡くなったあとに遺産争いが生じないような遺告書作成のサポート、また遺言執行のサポートまでを請け負いました。

    Tさん

    プロフィール

    年齢
    父 84歳
    相続人
    長男(遺言者と同居)54歳
    次男 52歳
    三男 50歳
    被相続人
    旦那 82歳
    財産内容
    自宅、預金、有価証券

    遺産争いの発生しない遺言書の書き方

    Tさんが亡くなった後に遺産争いが生じないようにするため、次男・三男に遺留分の金額を交付する内容を入れました。また、遺言を書いた理由や財産分けの内容を決めた理由を合わせて盛り込んでいただきました。今回、3ページにも亘り、Tさんの半生、どういう想いで子3名を育ててきたか、Tさん亡き後に残された兄弟3人に望むことも遺言書に書き記してもらいました。

    遺言作成から7年後、Tさんが逝去。
    アンド・ワン代表が遺言執行者として、子3名と会い、遺言を読み上げ、遺言者の遺志を伝えました。その結果、子3名が涙を浮かべなら、父の想いを汲み取り、次男・三男は遺留分に満たない配分で了承しつつ、今後も兄弟3人が交流を深めていくことで一致しました。

    遺言書を残す際、実際に残された家族が内容を知ったときのことを想定して作成することがポイントです。アンド・ワンでは、1000件以上の相続の現場に立ち会った経験を踏まえて、円満な相続をアドバイスしております。

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