成年後見制度について?成年後見人の主な仕事と事務費用について
2019/06/21
⭐成年後見人の主な仕事⭐
・財産管理権
財産の保存、財産の性質を変じない範囲での利用。改良を目的とする行為
・身上配慮義務
財産管理するにあたり、本人の意思を尊重しつつ、その心身状態及び生活の状況に配慮する必要がある
・家庭裁判所への報告
年に一回、もしくは連絡があったときはいつでも家庭裁判所に収支の状況を報告します。
① 本人や関係者との面談
② 法務局より登記事項証明書の取得
③ 財産関係の書類や印鑑の受け取り
・本人に代わって税金や公共料金、生活費、入院費等の支払いをしたり、適切な福祉サービスが受けられるよう契約をしたりする。
④ 銀行、保険会社等への届出
・本人の預金通帳や有価証券、不動産の登記済権利証などを預かり、適切に管理します。必要があれば不動産の売却など重要な財産処分も行う。
⑤ 財産目録の作成と裁判所への提出
⑥ 年間収支額の計画
・選任されるとすぐに、本人の財産目録を作成し年間の収支予定をたてる。
⭐成年後見人の事務費用について⭐
後見事務に必要な費用は、本人の財産から支出することができる。
しかし支出の必要性、成年後見人等の財産に照らし、相当の範囲に限られる。
【認められているもの 〇】
・弁護士、司法書士、税理士の報酬
・水道光熱費
【認められていないもの ×】
・配偶者や未成年の子供などの生活費
・お歳暮やお年玉
・身内への介護報酬
・後見終了後の費用(葬儀費用、お布施、御車代、御膳料)
次回は法定後見の手続きの流れと申立に必要な書類と費用について紹介します?